2009(平成23) 545
親鸞聖人750回大遠忌法要
23代住職継職法要

ビデオ『歌声よおこれ』

 
 

ご覧になりたい方は、syuken@hot-cha.tv(極楽寺住職)までご連絡下さい。

 
 
 
 

2009年5月に勤修されました、極楽寺親鸞聖人750回大遠忌法要・第23代住職継職法要のビデオです。このビデオ、住職の大好きなロックバンド・サンボマスターの『歌声よおこれ』という曲にあわせて、ミュージックビデオ風に作ってあります。実はこの選曲には、住職の深いこだわりがあるのです。

 かつて我が子を自死という形で亡くされ、その悲しみの中で親鸞聖人の教えに出遇われた、作家の高史明さんという方がおられます。彼は「生きてくれ」との呼びかけも虚しく自ら死を選ぶ子どもたちにこう叫ばれました。

「世に苦が満ち満ちています。私が「生きてくれ!」と云うことは、それらの子に届かないのです。『念仏よ興れ!』と、私にはそれしかいえないのであります。この世に満ち満ちている苦のすみずみで、『念仏よ興ってくれ!』と、そのようにしか言えないのであります。」

 深い闇の中にいる彼らには、「生きてくれ!」という私の叫びなど届かない。しかし、念仏をよりどころとして、苦悩の人生を生き抜かれた人々の歩みは確かに存在する。闇にあっても、決して独りではない。そこには常に如来の願心である「南無阿弥陀仏」がより添って下さる。その人生の確かな響きを感じて欲しい。あなたのために声をふるわせて呼び続ける世界があることに、気づいて欲しい。念仏よ響け!あなたの心に。念仏よ、おこってくれ!!

 高さんの切実なる願いは叫びとなり、御堂にいた人々の心を大きく揺り動かしました。私がサンボマスターの『歌声よおこれ』を初めて聞いた時に重なったのが、この「念仏よ興れ!」という高さんの叫びだったのです。


  歌声よ響き出してウソをも抱いて 僕らの泣いた昨日を消してくれ
  夜風に僕らは歌うのさ  そして夜を越えて二人なってあなたのために
  声をふるわせて  歌声よおこれ この夜に
   
              (『歌声よおこれ』 サンボマスター)




 すべての人々の心に、哀しみを越えて歩みをうながす力が興って欲しい。住職継職という出発点に於いて、そんな願いを込めてこのビデオを作りました。どうぞ、ご覧下さい。■