昨年に引き続き、親師会会長を勤めさせていただくことになりました。どうぞ、よろしくお願いします。
先日、息子の乗る観光バスが、中央車線をはみ出した自動車に追突されました。幸い双方にケガ人はありませんでしたが、バスの横腹は大きくへこみ、軽自動車であれば死者が出るような事故だったといいます。
追突してきた運転手は若い男性。事故の直後、彼がまず最初にしたことは…、愛車についたキズを見て泣いていたのだとか。そこはまず、相手の心配が先でしょう。ケガは、生命は、救急車は必要か。それが自分の車が先とは。
そういえば、近頃はひき逃げ事故が増えているとも聞きます。相手の生命よりも、自分の都合を優先する人が増えているとは、何とも怖ろしい話ではありませんか。
近頃は「好きなこと、やりたいことを見つけよう」と様々なところで言われます。しかし、嫌なことでも大切なことはあるのです。それを忘れてはいないでしょぅか。子どもの頃から嫌なことに目を背け慣れると、一体どんな大人になるのでしょう。愛車のキズや自分の身を優先し、ひき逃げでも平気にできるような大人に育つというのは、極端な話でもないような気がします。
子どもたちに、どんな大人に成長して欲しいのか。私はどんな後ろ姿を見せているのか。先生と共に考え、取り組んでいきましょう。そんな一年になればと思います。■
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