2014(平成26)年9月

 昨年に引き続き、今年も中学校のPTA会長(うちの中学校では、親師会会長といいます)を務めることになりました。PTA特集の第五弾は、一学期末に発行される広報紙の会長挨拶です。一年間会長をやってみて、やっぱりこれは言わねばならぬと再確認したことです。





 昨年に引き続き、親師会会長を勤めさせていただくことになりました。どうぞ、よろしくお願いします。
 先日、息子の乗る観光バスが、中央車線をはみ出した自動車に追突されました。幸い双方にケガ人はありませんでしたが、バスの横腹は大きくへこみ、軽自動車であれば死者が出るような事故だったといいます。
 追突してきた運転手は若い男性。事故の直後、彼がまず最初にしたことは…、愛車についたキズを見て泣いていたのだとか。そこはまず、相手の心配が先でしょう。ケガは、生命は、救急車は必要か。それが自分の車が先とは。
 そういえば、近頃はひき逃げ事故が増えているとも聞きます。相手の生命よりも、自分の都合を優先する人が増えているとは、何とも怖ろしい話ではありませんか。


 近頃は「好きなこと、やりたいことを見つけよう」と様々なところで言われます。しかし、嫌なことでも大切なことはあるのです。それを忘れてはいないでしょぅか。子どもの頃から嫌なことに目を背け慣れると、一体どんな大人になるのでしょう。愛車のキズや自分の身を優先し、ひき逃げでも平気にできるような大人に育つというのは、極端な話でもないような気がします。
 子どもたちに、どんな大人に成長して欲しいのか。私はどんな後ろ姿を見せているのか。先生と共に考え、取り組んでいきましょう。そんな一年になればと思います。■