2014(平成26)年3月 山口新聞『東流西流』 
 
 
 
 

最近、地域や市の役職、保護司、PTA会長等、沢山の役を引き受けることになり忙しくしています。あまりお役に立てていないので恐縮なのですが。

ただ、好きで受けるわけではなく、できれば避けたいのが本音です。しかし色んな経験をさせていただく中で、様々な役があり、それを担う人々によって世の中が成り立っていることを教えられています。そして私自身そんな方々に育てられてきたのだと気づかされるのです。ならば、まずは先輩方へ感謝し、せめてできることだけでもさせていただこうと思うのです。

近頃は「やりたいこと、好きなことを見つけよう」と言われますが、そのことで「やりたくない、嫌いなことはしない」という感覚も広がってしまったのではないでしょうか。やりたくなくても大切なことはあるのです。嫌でもしなくてはならないことがあるのです。それを担って下さる方がいなかったら、世の中は一体どうなるのでしょう。 

要領良く、面倒なことから逃げた者勝ちという風潮を、映画監督黒澤明氏の言葉を借りれば「高い木に登って、自分のまたがってる木の枝を一生懸命切っている阿呆」ということにでもなるのでしょうか。そうなってはいないかと自らに言い聞かせながら、日々取り組んでいることです。

もう少しお役に立てれば、尚よいのでしょうが。