2005(平成17 12月号)  
 
 

 今年もいよいよ終ろうとしていますが、皆さんはどんな一年だったでしょうか。私はというと、いろんなうれしい出遇いと、悲しい別れのあった一年でした。

  さて、私は胃腸が弱いので、よくお腹をこわします。それは親譲りということだけではなくて、もう一つ大きな理由があるのです。僕は、よく噛まないのですね。面倒くさかったり、急いだりする中で、いい加減に噛むだけで、ほとんど飲み込んでいるようなもの。だから、消化不良でお腹をこわすのです。
 
 考えてみると、これは私の生活というものにも言えるような気がします。日常生活における出来事、言葉を、味わい噛みしめるということがなくては、そこに込められた心を味わうことも、気づくこともないのでしょう。まさしくそれを消化不良の人生というのかもしれません。

 
 

 今年一年を振り返り、出遇いの喜び、別れの悲しみから気づかされたことをよくよく味わい、しっかりと噛みしめようと思います。そうしないと、いつまでも同じところを、グルグル回っている生活になってしまいそうなので。■