人気アイドルグループ、スマップのリーダー中居正広くんが、お忍びで東日本大震災で被災した避難所を訪れ、炊き出しや差し入れを行いました。その際、彼は「偽善と言われるかもしれないけれど、被災者の人たちの笑顔を見て、行って良かったと思いました。」と言ったと、伝えられました。
中居くんに限らず、近頃は「人が喜ぶことをしたい」と思っても、「偽善」だと言われることが、大きなブレーキになっているようです。確かにネットやマスコミでも、安易な否定のコメントばかりが目につきます。勿論、独善的であったり、被災者を利用しての個人的なアピールであるならば、困ったものです。
しかし、昔はもっと気軽に、人助けができていました。ところが、人助けするのにも、周りを気にしなくてはならない時代になったということなのでしょうか。考えてみれば、話題になりました、名前を伏せてランドセルを寄贈するタイガーマスク運動≠焉A「偽善と言われたくない」「でも、人が喜んでくれることがしたい」という人が見つけた新しい手法だったからこそ、広がったのかもしれません。
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