2011(平成23)年1月   






考えてみれば、最近「よくよく考える」ということをしていないことに気付かされます。忙しさに流されるあまり、立ち止まり、自分の足元をみつめることも、あまりありません。

あれが欲しい、これが足りないと、求めることは多いのですが、何を与えられ、誰に支えられているのかということには、なかなか目がいかないようです。

 

お正月、テレビでは初詣の参拝客が映し出されます。それぞれに願いをもって、お参りされることでしょう。

しかし、求める心は切りがありません。与えられているものを見つめることがなければ、満たされることも、有り難さに気づくこともないのだと、仏法は教えて下さるのです。■