ある外国の博覧会。人気のパビリオンは待ち時間の長い行列。ところが、そのパビリオンだけは行列に飽きる頃、何故かみんな振り返ってにこやかな笑顔になるというのです。一体なぜ?実は入口へは階段を上る作りになっていて、振り返り見ろすと、今まで並んでいた列が・・・なんと動物の一筆書きの画になっていたことに気づくのです。並んでいる間は退屈な行列としか思えませんが、視点が変わったことで自身が楽しい展示の一部になっていたことに気づかされる。先を行く人たちの笑顔の秘密がわかり、とても楽しくなる。私たちは「過去は変えることはできない」と思いがちですが、視点が変わることで、退屈だった過去も大切な時間に変わることがあるのです。

   「人生は、やり直すことはできない。
         
しかし、見直すことはできる。」(金子大栄)


 思えば昨年も、色んなことがありました。うれしいことや、忘れたいことも。しかし、視点が変われば嫌な過去も大切な経験となり、見落としていたことにも気づくことができるのかもしれません。新しい年を迎え、未来ばかりに目も行きがちになりますが、過去を見直すことができるような豊かな視点を育てる一年にしたいものだと思います。
 今年もよろしくお願いします。