オウム真理教の事件や9.11同時多発テロ以降、宗教への信頼が大きく揺らぎました。「どうして宗教が人を殺すのか」「宗教が戦争をすすめてどうする!」「究極のところ、宗教は世界平和を求めるものではないのか」と。
 昨年もパリを始め世界各地で「神の名のもと」に大規模なテロが起き、たくさんの方が亡くなられました。「人を殺す理由に、私たちの神の名を使わないでくれ。」と、イスラム教を信仰しておられる方の多くは思われているのではないでしょうか。

 ところが今の日本では、宗教者が平和を語りづらい時代になっているような気がしてなりません。宗教者が平和を語れない世の中って、逆にどうなのでしょう。おかしくありませんか?
 宗教者の端くれとして、今こそ堂々と平和を語っていかねばと思うことです。今年もよろしくお願いいたします。■