2011.6.3

  「マンガ家 井上雄彦が描く親鸞聖人」ポスターをゲット!   







『スラムダンク』『バガボンド』『リアル』等で有名なあの井上雄彦さんが、なんと「親鸞」を描く!
 早速ポスターを手に入れて、玄関に飾りました。1枚1,400円(ちなみに、売り上げは震災の被災者支援活動に寄付されるそうです。)でしたが、額縁は特注で、その約10倍の出費(涙)。でも、皆さんには大変好評です。井上雄彦を知らない人からも。以下、東本願寺ホームページよりの転載です。



 東本願寺では、「宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌」を記念する現代アート事業として、井上さんに、「激動の生涯を送った親鸞聖人の生き様」をテーマとした屏風絵の制作を依頼しました。多忙な日々を送っておられる井上さんですが、もともと「生きる」ことを考えたり、「自分を見つめる」ということに関心をもっておられ、親鸞聖人の「自己と向き合う姿」「懊悩する姿」、そして何より「民衆とともに歩む姿」に強く共感し、「真実を求めようとする人間・親鸞」を描くことをご快諾いただきました。
   http://www.higashihonganji.or.jp/info/news/PDF/inoue.pdf  








 50年前の700回忌のこの事業では、版画家の棟方志功さんに依頼しているんですね。僕は以前、渉成園(通称枳殻邸)で、普通は観ることはできない棟方の襖絵を観ることができたのですが、多分それなんだと思います。すごい迫力で、渉成園の四季折々の花が描かれてありました。
 しかし、井上雄彦に依頼しようと思いついた人もすごいですが、それにOKを出した東本願寺のお偉いさんもすごい!と思います。

 では、西本願寺はというと、日本画家、上村淳之画伯に『平成の鏡の御影』(NHKで「平成の親鸞像に挑む〜日本画家・上村淳之の国宝再現」と題した特別番組で放送されました)を依頼したのはいいのですが、聞くところによると、あまり評判が良くなかったとかで、今では隠されるように(?)、本願寺龍虎殿の二階に展示してあります。
 評判については、とりわけ日本画の鑑識眼のある方からのものではなさそうですし、第一お願いした上村画伯に大変失礼な話です。もっと大々的に取り上げるのが筋だと思います。

           

 
 他には、『親鸞の歩き方』 (ダイヤモンドMOOK)なる本を出版し、表紙の「親鸞」を安彦良和に依頼しております。安彦良和さんといえば、知る人ぞ知る方ではありますが、やはり一般ウケというわけにはいきません。などということを、友人に話しましたら、「今、お前は全国のガンダムファンを敵に回したぞ!」と怒られてしまいました(安彦良和さんは、ガンダムのキャラクターデザインをされておられるのです)。

           


 ともかく、井上さんの描く「親鸞」は、迫力があります。井上さんにも、企画した方にも、それをOKした東本願寺の上層部にも、拍手をおくります。ブラボー!!■