極楽寺御正忌報恩講・大逮夜(1月15日)の写真が、本願寺の冊子『大乗』に掲載されました。真宗門徒は、長く親鸞聖人のご命日を大切にし、報恩講を営んできました。金子みすゞさんも『報恩講』という詩を書いておられます。
「お番」の晩は雪のころ/くらい夜みちをお寺へつけば
とても大きな蝋燭と とても大きなお火鉢で
明るい、明るい、あたたかい/「お番」の晩は夜なかでも
からころ足駄の音がする/
ここに出てくる「お番」というのが、この大逮夜法要。真宗門徒が培ってきた大切な伝統行事です。
京都の本願寺では「通夜布教」として、夜を通して法話が行われます。極楽寺では、平成6年まで、徹夜でお番を勤めていました(戦時中は住職不在の中、ご門徒のおばあちゃんが、一人でお番を勤められたそうです)。
長い歴史を通して伝えられてきた大切な営みも、ほとんどのお寺で失われ、極楽寺でもお参りが少なくなってしまいました。これからも続けていけるよう、どうぞお参りください。よろしくお願いします。
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