一、寺の起源 |
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極楽寺は六百年余りの歴史をもつが、開基祐願(1411年寂)から第8代住職善哲(1686年寂)まで約三百年の歴史は、歴代住職の命日以外はわからない。 |
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これは、開基の死後三百三十年経った年に提出した寺伝であって、初代に関わる資料はない。その必要がないまま三百余年を重ねたのであろう。■ |
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木仏、寺号「極楽寺」、本願寺前住上人御影 許状 |
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山 号
〜堂古山から堂固山へ〜 |
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延暦寺は比叡山、金剛峯寺は高野山といったように、お寺には山号というものがある。極楽寺の場合は、「堂固山」。しかし、当初は「堂古山」であったようだ。1830(天保元)年に現本堂が再建された後に、「堂固山」と変更したらしいが、理由はよくわからない。最も古い記録としては、1852(嘉永5)年に改写した過去帳の表紙に「堂固山」と書いてある。■ |
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二、極楽寺は、四百年前にはすでに野波瀬にあった | |||||