2024(令和6)年11月


 

❑ 暑かった。本当に暑い夏でした。昨年も暑かったですが、お盆を過ぎてから涼しくなったのを、はっきりと覚えています。ところが今年は、9月に入っても厳しい暑さが続きました。三隅親鸞聖人鑚仰会法会(9月14~15日)期間中も、エグい暑さでした。外の受付にはスポットクーラーを用意していましたが、駐車場係をしてくださった方々には、本当にご苦労をおかけしました。大変だったことでしょう。申し訳なさと共に、感謝申し上げるばかりです。❏ さて、その酷暑が原因なのか、我がカープはシーズン終盤に歴史的な大失速をしでかしました。9月を首位で迎えたチームが、Bクラス(4位)に沈むのは、プロ野球史上初だそうで…。あまりの凋落ぶりに、ただただ呆然とするしかありません。しかし振り返れば、今シーズンは薄氷を踏むような試合ばかり。ずっと冷や冷やしながら観ていましたから、「恐れていたことが、遂に来たか」という思いもしています。裏返せば、選手層の薄いチームが、ここまで力以上のものを振り絞り、奮闘してきたからだといえるでしょう。それを引き出した新井監督の手腕は、たとえこのような結果になったとしても讃えられるべきだと思います。実は、サッカーJ2で躍進していたレノファ山口も、ここへ来て大失速。予算規模の小ささと、それに伴う選手層の薄さを補う采配をふるってきた志垣良監督でしたが…。でも降格圏常連のチームが、終盤まで上位争いをしたわけですから、大健闘だと言えます。❏ 但し本当の闘いは、これからです。何をやっても上手くいかない時は、私たちの人生にもあること。その経験をどう受け止め、どう活かしていくかが問われるのでしょう。その点に注目しながら、来季のカープとレノファの闘いぶりに注目していきたいと思います。特に、何度も挫折を経験し、そこから立ち上がってきた新井監督には、大いに期待しています。❏ しかし両チームの失速ぶりを目の当りにすると、今年一番体力が削られる暑さだったのは、実は広島・山口地域ではなかったか。そう考えてしまうのは、言い訳が過ぎるでしょうか。■  





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