寺報『極楽寺だより』で連載している「お寺のギーカイヨーゴ」。
  お寺に親しんでいただくために、日頃聞きなれないお寺で使われる言葉を紹介
  するコーナーです。
  





お経本を「いただく」

2024(令和6)年11月号 




 



 

 お経本を開く前と、閉じた後には、「いただく」という作法をします。 またお経本は、足の裏が着くところには置かないよう、丁寧に扱います。
 
 これらは、お経を大切にすることから行う作法です。 では、なぜお経を大切にしなくてはならないのでしょうか。
 お経には大切な教えが書かれているからです。それは、阿弥陀さまをはじめとした多くの仏さまが、「私」のために願い、はたらいてくださっているという教えです。

 つまり、お経本を大切にするのは、「私を本当に大切にする教え」が書かれているからであり、「私を本当に大切に思ってくださる願い」が書かれているからです。

 「お経本をいただく」とは、この私を大切にする行為であり、私を大切に願ってくださる方々への報謝の作法でもあるのです。■