2019(平成31)年4月


 

❏次男・宏哉が高校を卒業し、福岡教育大学に進学することになりました。高1の夏から四カ月の入院生活を余儀なくされ、先行きを不安に思っていましたが、ここまで来れたことに、本人も家族も喜びを感じています。また、多くの方々に心配していただきました。本当に有難うございました。❏大好きな野球はできませんでした。病気が上手く認識されず、つらい言葉をかけられたこともありました。しかし友達に恵まれ、色んな人に助けられ、心に残る高校生活になったようです。❏人間は、つらい状況でかけられた優しい言葉を忘れません。同時に、つらい状況でかけられた酷い言葉も、忘れることはできません。それを肌で感じる経験でした。❏ならば、せめてつらい状況にある人に対して配慮し、優しい言葉をかけることができる人間でありたい。そう思いますし、彼にもそう思って欲しいと思います。❏仏教は「人生は思い通りにならないものだ」と教えます。それは「その事実を受け止め、どう生きるのか」「そこから、何に気づいていくのか」という、大切な問いが突きつけられることでもあるのでしょう。尊い経験として、活かしていかねばと思っています。■
 




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