2025(令和7)年6月


 

❑病気が明らかになってから、若院の帰坊、それに伴う引継ぎ作業などで、大わらわの日々でした。自覚症状はまったくありませんでしたし、元気いっぱいだったので、後顧の憂いのないようにと、念願の極楽寺山からの眺望も見に行きましたし、したくてたまらなかった草刈りも、入院前にすることができました。❏ 入院してからも退屈しないようにと、ネット環境も整え、おまけにお寺のパソコンデータとも共有できるようにと準備万端。これで大丈夫と思いきや、同時にハタと気づかされました。入院してからも仕事から離れられない環境を、自ら作ってしまったことに…。環境が整えられると、しなくても良いのにしちゃうんですね。実際に、この文章も病室で書いたもの。できなければ、やらないのに…。便利が良いものだとは限らない、そのことを痛感させられた次第です。こうやって、現代社会に生きる私たちは、ゆったりと過ごす時間を失い、ストレスをためていくのでしょう。そんなことを思いながら、便利さにこき使われている私です。とほほ。■ 





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