2024(令和6)年4月


 

❏ 大谷翔平選手が結婚しましたね。どんなお相手なのかと私も興味津々でしたが、エスカレートしていく報道に、その思いは段々と冷めていきました。好奇心を満たすためなら、何をしてもいいわけではありません。いくら有名人であっても、どこかでブレーキをかけることは必要だと思います。私たちが興味を示すほど、マスコミは過熱するのですから。❏ 大谷選手は慎重で、しかも上手にマスコミへの対応をしていました。一方、フィギュアスケートの羽生弓弦選手は、残念なことにあまり上手くはいかなかったようです。しかしマスコミ対応がまずいくらいで(あえて「くらいで」と書きます)、叩かれる状況って異常だと私は思うのですが、そう思う私の方が異常なのでしょうか。❏ マスコミが「あの人は、叩いてもいい」と指名すれば、みんなが安心して虐めることができる。そんな社会になりつつあるような気がします。今こそ、マスコミの人たちにも、見る側の私たちにもブレーキを! しかし、こんなことを書くと、今度は私が叩かれるような気がしてしまう今日この頃でもあります。(住)  

※この原稿を書いた直後に、大谷選手の通訳の解雇が発表になりました。人は大金を前にすると、我を失ってしまうのですね。ますます、ブレーキの大切さを考えさせられました。





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